高校生のとき、日本語学校で日本語を学ぶ外国人を特集したテレビ番組を見ました。楽しそうに勉強する様子を見て、「もっと日本のことを知ってもらいたい、もっと好きになってもらいたい」と感じたことが、日本語教育に携わりたいと思うようになったきっかけです。
数ある日本語学校の中でもグローバルウィザスを選んだ理由は、運営するGenkiJACSが1クラス8人までの少人数制を採用しているからです。多くの学校では1クラス20人ほどが一般的ですが、それに比べて一人ひとりのニーズにきめ細かく対応できる点に惹かれました。また、この学校はこれまで延べ106の国と地域から学生を受け入れており、特に欧米からの留学生が多いのも特徴です。私自身のアメリカ留学の経験も活かせるのではないかと考えました。
現在は東京校の責任者として、世界各国から日本にやってくる学生たちが留学の目的をしっかり果たせるよう、学生向けプログラムの企画や教職員のマネジメントに取り組んでいます。

世界中から集まる
学生の思いを尊重しながら
日本語と日本文化を伝えたい。
日本語や日本文化を学ぶために、留学生が集うGenkiJACS。クリスマスをイベントとして楽しむ習慣など、日本のありのままの姿を伝えつつ、すべての学生が快適に過ごし学べるように、各国の文化や多様性への配慮を大切にしています。
たとえば、中東出身の女性留学生が女性講師を希望する場合には、できる限り希望に対応。「恋人」をテーマにした授業では、男女・女性同士・男性同士のカップルのイラストを用意し、「パートナー」という言葉を使うようにしています。学習障害のある学生には、困難に合わせた学習法のアドバイスや、必要に応じてプライベートレッスンへのコース変更を提案することもあります。
留学生が語学力を身につけ、日本人コミュニティの中で楽しんでいる姿を見るのは、私にとって何よりの喜びです。日本での滞在が楽しいものとなり、留学期間が人生の中で輝かしい思い出になってほしいと思います。

「自己開示」を
自分自身のテーマに定め
これまで以上に
積極的な対話を心がけています。
昨年、グループ全体の中堅・若手社員を対象としたプロジェクト活動「ViViエンジンプロジェクト」に参加しました。入社以来ずっと日本語学校で働いてきた私にとって、高校や学習塾、ITなど、グループ内のさまざまな部門から集まったメンバーとともに取り組む半年間の研修は、刺激に満ちたものでした。
中でも特に印象に残っているのは、「もっと自己開示をしたほうが良い」というアドバイスを受けたことです。プロジェクトのメンバーから「チームのバランサーとしてまとめてくれるのはありがたいけれど、深澤さんの意見をもっと知りたかった」と言われたことがありました。自分が考えていることを相手に伝えるのは、信頼関係を築く上で非常に重要なこと。そこで今年は、「自己開示」を自分自身のテーマとし、自分から積極的に声をかけたり、考えを共有したりすることを心がけています。
