Career Talk 久保 信輔(統括支援本部 グループ人事統括部長)×横尾 優介(高校大学事業本部 エリア長)
※所属部署・役職は撮影当時のものです。
Career Talk 久保 信輔(統括支援本部 グループ人事統括部長)×横尾 優介(高校大学事業本部 エリア長)
ウィザスは日々の業務や研修を通じて、自分自身の成長を実感できる会社です。その一環としてウィザスには、独自の教育・育成制度であるST制度(研修制度)があります。内定者から校長・教室長、幹部層まで、様々な階層を対象としたST制度で、社員一人ひとりのキャリアと成長実現をサポートしています。
学習塾事業部門、通信制高校事業部門で活躍している幹部に、現在参加しているSTや、今後のキャリアについて伺いました。
- 久保 信輔統括支援本部 グループ人事統括部長。学生時代からアルバイトで第一ゼミナールの講師として活躍。入社後3年を経て新校舎の校長に抜擢。
活躍が認められ、エリア長・本部長、学習塾事業カンパニー長を歴任。現在はグループ人事統括部長としてウィザスグループ全体を管轄。
- 横尾 優介高校大学事業本部 エリア長。大学では農学部を専攻、飲食業界に就職。
退職後、第二教育本部(当時)の非常勤講師としてウィザスに入社。
その後、博多、新潟、東京四ツ谷キャンパスの校長を経て、現在はエリア長として活躍。
「スキル習得」を超えた
「自己成長」のためのST制度
ウィザスでは「研修」を「Study & Training」の頭文字を取って、「ST」と読んでいます。正式にはその後に「for Own Development」という言葉がついているように、知識習得や業務スキル向上のためだけの研修ではなく、あくまで自己成長を支援し促進するための研修プログラムです。
このSTには、内定者から新入社員、マネージャー候補、新任マネージャー、エリア長まで、一人ひとりのキャリアや課題に合わせて様々なプログラムがあります。久保さんは第一教育本部、私は第二教育本部と部門が異なりますが、現在はウィザスグループ各社から選抜された社員で構成される、企業内大学「ViViユニバーシティ」というSTに参加しています。
「ViViユニバーシティ」は、各社の選抜社員が対象となり、1年間を通じて、次世代の経営マネジメントを担う人財をめざして、様々な体験と学びの機会を提供するよう企画・運営されたSTです。経営視点で事業を考える機会となり、社外の方と接する機会も多く、様々な経験を通じて、成長できていると実感しています。
STを「受ける」だけでなく
「運営」することで
さらなる成長につながる
今回3年間継続して、全社共通でSTを実施しました。1年目がエリア長や部門長を対象にした「幹部ST」、2年目が校長・教室長を対象にした「アメーバリーダーST」、3年目に一般社員を対象にした「全社員ST」。前年のST受講者が、次年度はファシリテーターとしてSTを運営していくという取り組みです。次年度には推進者として、自分が学んだことを活かし、メンバーに伝える必要があるため、何を・どのように・どんなタイミングで発信すれば相手に伝わるのか、目的や意図を考えながら、主体的に行動する必要があります。
確かに、STが「何かを与えてくれるもの」と思って受講するだけではもったいないですね。私自身がSTを運営する立場になり、つい知識やスキル、ノウハウを与えるプログラムを設計してしまいがちですが、STの本当の魅力は、人のやる気や心を動かすことにあると実感しました。例えば、どちらかというと自分の意見を主張するのが苦手だったメンバーが、STをきっかけに自分の気持ちを率直に語るようになりました。意識が変わったことが、行動にも影響し、その結果、業績向上につながるというケースを何度も目にしてきました。STを受ける側も、運営する側も、STの機会をどう活かすか。それが大切だと思います。
世の中には自己啓発セミナーやスキルアップ講座など、様々な研修制度がありますが、STはウィザスの理念が軸になっているのが大きな違いです。何か目に見える数値を上げることが目的でなく、ウィザスの理念をいかに体現していくか、そのために様々なSTがあるのです。
Study & Trainingfor Own Development
「ST」とはウィザスにおいて「研修」を意味する用語であり、「Study & Training」の頭文字で、
その後に「for Own Development」とついているように、「ST」の目的は、社員の「自己成長」を実現することにあります。
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入社前 |
1年目 |
中途入社 |
2年目~ |
校長・教室長候補 |
新任校長・教室長 |
エリア長・部門長・ 校長・教室長 |
50歳以上 |
共通ST |
ST0 (内定者研修) |
ST1 (新入社員研修) |
中途採用 ST |
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マネジメント 登用ST |
新任マネジメント ST |
マネジメント ST |
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選抜型ST |
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成績向上力ST(中学入試・高校入試)【学習塾部門】 |
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入試情報ST(大学入試・大学入試検定)【学習塾部門】 |
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教務クオリティ向上ST【高校・キャリア支援部門】 |
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面談入学率向上ST【高校・キャリア支援部門】 |
部門別ST |
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他塾交流ST【学習塾部門】 |
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先進事例共有ST【学習塾部門】 |
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自己啓発ST【高校・キャリア支援部門】 |
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成長を支援できる
「マネジメント」のやりがい
校長になる前は生徒募集を担当していました。当時は、与えられた目標をいかにクリアできるか、ということが仕事のやりがいでした。ただ、校長という立場になって改めて実感するのは、自分よりもメンバー一人ひとりの成長が何よりも嬉しいです。
自分ひとりの力だけでは生徒は増えないし、限界がありますね。だからこそ、メンバーに対する感謝の気持ちと、メンバーの成長に力になりたいという貢献の気持ちは、ウィザスに入社してから今日までずっと持ち続けています。そう考えると、マネジメントとは、メンバーの力を借りて大きなことを成し遂げるということなのかもしれません。だからこそ、リーダーは、メンバーが、働きやすい環境を作るということに目を向けなければなりませんね。
確かに、エリア長に求められるのは、校長・教室長のマネジメント。もちろん、部下ではありますが年上の方もいます。そこで重要なのは、6つの実践にある「信頼」。エリア長という肩書きはあくまで役割にすぎません。メンバーや人のために力を発揮したいという気持ちが大切です。ウィザスでは「人を心から動かす」ことができる人が活躍すると思います。
多様なキャリアデザイン
私が印象に残っているのは、ウィザスに入社したばかりの頃に受講した新入社員ST。育った環境も価値観も異なるメンバーと一緒に泊りがけで参加し、模擬授業を行ったり、ウィザスの理念について理解したり…。相手を信頼すること、力を合わせることの大きさを実感しましたね。一緒に参加したメンバーとは、働く組織も場所も異なりますが、今もつながっています。
ウィザスのSTは、自分の進むべきキャリアを見つけるためにも積極的に活用してほしいですね。例えば、校長や教室長、エリア長というマネジメントに興味を持っている方はマネジメント登用STというように、進むべきキャリアを選択する上でもSTが役立っています。
そうですね。階層ごとに割り当てられたSTもありますが、自ら手を挙げて参加できるSTも充実しています。例えば「ゆくゆくは校長やエリア長を目指したい!」という強い想いがあれば、面接や審査があるものの誰もがリーダーを目指してチャレンジできるSTもあります。STを通じて成長できるチャンスは無限にあります。
単なる仕事のスキル向上、知識習得だけではなく、「自己成長」することを支援し促進するプログラム。それぞれの階層や、目指すべきキャリアに合わせて一人ひとりの成長を支援します。
これまでの成長から見据える
この先のキャリア
実は、学生時代は「飲食」が好きで、自分が「やりたい」ことをやるために、いずれは飲食業で独立したいと考えていました。ウィザスの非常勤講師をしていた頃も、事業の企画書を書いたり、飲食業を経営する方に会いに行ったりと、自分なりに独立の準備をしていたのです。ただ、ウィザスで日々の仕事を通じ、キャリアを重ねてきたことで、ここならどこよりもスピード感を持って成長していけると実感するようになったのです。ウィザスには、様々なグループ会社があり、教育業界における影響力は量り知れず、「やれない」ことを探す方が難しいものです。今後はウィザスの中でより大きな影響力のある仕事を通じて、成長し続けたいです。
「人のために貢献できる」と言う意味で、教育は素晴らしい仕事です。他では経験できないような感動の瞬間に立ち会えるというのは、人生を生きていく上でかけがえのない財産になるでしょう。ただ、ウィザスを「塾」や「高校」と捉えるのはもったいない。初めは教員として配属されるケースが多いと思いますが、現場で学べるのは、指導スキルだけではありません。相手にわかりやすく伝えるプレゼン能力や保護者や生徒との懇談等で、コミュニケーション能力も身につきます。校長になれば、メンバーを育成する機会があり、エリア長になれば、組織をマネジメントする経験もできます。今、改めて実感するのは、ウィザスで活躍できる人はどんな業界、会社でも活躍できる人だ、ということです。一人のビジネスパーソンとして早く成長したい、活躍したいという人こそ、ウィザスに来てほしいと思います。